もう10年以上も前のことだが、新入社員の採用面接でお会いした、忘れられない一人の女子学生がいる。

彼女はノックもせずいきなり部屋に入ると、何も言わず席に座り、下を向いてそのまま固まってしまった。

最終の役員面接となると、やはり緊張で上手く話せなくなってしまう学生もいるので、その事自体は珍しいことではない。

しかし彼女は余りにも極端だった。

「こんにちは。今日は面接に来てくださってありがとうございます。よろしくお願いします。」

「・・・」

「緊張する必要なんか、全くありません。少しお話をお聞きすることはできそうですか?」

「・・・」

わずかに見える鼻の頭や耳まで真っ赤になってしまっていて、今にも泣き出しそうだ。

顔を上げられず、小さく固まってしまった肩が震えている。

もはや面接どこではない空気感だ。
元スレ:tinect.jp/
コメント一覧
まつながひろこ2020-12-31 23:19:13

みんな同じようなリクルートスーツを着て、心にも思っていない美辞麗句を並べるのを見て、合同説明会で気分悪くなって、そのまま就活からフェードアウトして大学卒業した経験がある自分としてはわかり味が深い。

森本健一(画家)2020-12-31 23:22:16

面接する側に立つと、志望動機の回答は「このような条件で探していて御社はその中の一社です。その条件の理由は〇〇です」という回答が最も納得感ある。論理的に話がつながるなら家が近いからでも通る。

向田邦子2020-12-31 23:25:19

人事担当者の教育は必要だと思う。お約束的で無難な答えを出してくれる志望者を「常識がある」と考えちゃうようではね。組織の歯車にはいいかもしれないが、イノベーション起こすには向かないわけで。