昔2chで尊敬していた大人がtwitterで狂人になっていた。

このへぼやんってひとは昔、2chのモナー板・AA長編板ってところでAA職人をやっていた。

モナー・AA長編板はオマエモナーとかギコ猫とかの三、四頭身くらいのアスキーアートキャラクターを使ってまんがみたいなストーリーものを作る場所だった。わかんないやつはわかんなくていい。

要するに、素人創作コミュニティだ。

ニコ動も youtube もジャンプ+もなろうもない時代である。

小遣いに乏しかった小学生の俺は娯楽の飢えを満たすためにそこで日夜モナギコたちが織りなすストーリーを貪るように読んだ。

当時、へぼやんはモナー・AA長編板のヌシみたいなポジションだった。そう記憶している。

大学生や高校生以下が大半を占める状況にあって、希少な三十代。オトナだ。

人生経験が比較的豊富で、物知りで、オタクで、絵も上手で、コミュニティ内の仕切りも上手かった。

独特のアクの強い韜晦も、当時の俺はオトナっぽさの表れと認識していた。

実際、あの界隈ではご意見番としてそれなりに信頼されていたんじゃないかな。彼のAA作品は思い出せないが(唯一思い出すのは彼の学生時代のバイトの思い出を描いたエッセイ作品だ)。

2chを扱ったムック本に彼のまんがが収録されて、すごい人なんだと素朴に感じていた。今思い出すとホモフォビックで「ただしくない」ネタだったが。でもまあ、あの頃がそんなボーイズクラブっぽさがネットの平熱だった。