2026年に突入し、個人投資家の注目がますます高まっているのが、**新NISA(積立NISA+一般NISA)**です。新しい制度では、年間投資枠が増加し、特に株式投資に対する税制面でのメリットが大きくなりました。これにより、多くの投資家が「配当収入」と「成長株」の両方を狙えるようになり、将来の資産形成に向けた投資戦略として注目されています。今回は、配当も成長も期待できる「二刀流」の注目株5銘柄を紹介します。
1. トヨタ自動車(7203)
日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ自動車は、成長株としても、安定した配当を提供している企業です。2026年度の通期予想では、売上高が前年比5%増の37兆円を見込んでおり、特に電気自動車(EV)のラインナップ強化や自動運転技術の開発が注目されています。
トヨタの配当利回りは2025年度時点で**2.4%**を維持しており、安定的な配当が期待できます。また、今後の成長としては、**トヨタ・メガウェブ(EV専用プラットフォーム)**の開発や海外市場でのシェア拡大がカギとなります。さらに、EVに関連する政府の補助金政策が後押しし、将来的には収益が大きく伸びる可能性があります。
2. 日本電産(6594)
次に注目したいのは、日本電産です。電気自動車(EV)や再生可能エネルギー分野に強みを持つ同社は、今後の成長が非常に期待される企業です。2026年3月期の通期予想では、売上高が前年比8%増の1.5兆円、営業利益は6%増を見込んでおり、これからも成長が続くと予想されています。
配当面でも、現在の**配当利回りは2.2%**と安定しており、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。特に、EV向けの高性能モーターを提供していることから、EV市場の拡大に伴って業績の伸びが期待されます。また、再生可能エネルギーの分野でも新たな事業機会が広がっており、長期的な成長が見込まれます。
3. KDDI(9433)
KDDIは、日本の大手通信会社として、安定した配当を提供している企業です。通信業界は成熟市場に見えるものの、5Gや通信インフラの進展により、安定した成長を続けています。2026年度の売上高は前年比4%増の5兆円を見込んでおり、業績も堅調です。
配当利回りは3.1%と高い水準を維持しており、NISA枠での投資先として非常に人気があります。さらに、今後の成長要因としては、通信以外のデジタルサービスや金融分野の強化が挙げられます。特に、auじぶん銀行やau PAYといった金融サービスが急成長しており、今後も多角化戦略が成功すれば、さらなる成長が期待できます。
4. ソニーグループ(6758)
テクノロジーとエンターテインメントの融合を進めるソニーグループは、成長株として非常に注目されています。特に、PlayStationや映画・音楽事業の売上が順調で、2026年度の売上高は前年比6%増の11兆円を見込んでいます。さらに、半導体やAI技術を活用した新たな事業展開にも力を入れており、今後の成長が楽しみな企業です。
配当利回りは1.5%とやや低めではありますが、成長ポテンシャルを考慮すれば、そのリスクを取る価値は十分にあります。ソニーの強みは、PS5の成功や映画事業の拡大に加え、センサー技術やAIの進展によって、これからも新たな収益源を見込める点です。
5. 住友化学(4005)
最後に紹介するのは、化学業界の大手である住友化学です。特に農薬や化学品、半導体関連の事業が好調で、2026年度の売上高は前年比5%増の2兆円を見込んでいます。化学業界全体が循環型経済に向けた取り組みを強化している中で、住友化学も環境対応型の新素材やリサイクル技術に注力しています。
配当利回りは**3.3%**と高水準で、安定した収益を期待できる企業です。また、農業や電子機器分野における技術革新により、今後の成長が見込まれます。特に、半導体関連の化学製品は今後の需要増加が予想され、長期的に成長が続く可能性があります。
結論
新NISAの活用は、投資家にとって大きなチャンスを提供しています。「配当」も「成長」も欲張れる銘柄として、トヨタ自動車、日本電産、KDDI、ソニーグループ、住友化学の5銘柄は、今後の安定的な収益と成長が期待できる企業です。これらの企業は、いずれも業界内で強い競争力を持ち、投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。新NISA枠を最大限に活用し、長期的な資産形成を目指すために、ぜひこれらの銘柄をポートフォリオに加えてみてください。
