採用面接で腹が立って「志望動機なんかありません」と答えたときの話。

鎌田玄 9 Months+ 59529

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もう10年以上も前のことだが、新入社員の採用面接でお会いした、忘れられない一人の女子学生がいる。

彼女はノックもせずいきなり部屋に入ると、何も言わず席に座り、下を向いてそのまま固まってしまった。

最終の役員面接となると、やはり緊張で上手く話せなくなってしまう学生もいるので、その事自体は珍しいことではない。

しかし彼女は余りにも極端だった。

「こんにちは。今日は面接に来てくださってありがとうございます。よろしくお願いします。」

「緊張する必要なんか、全くありません。少しお話をお聞きすることはできそうですか?」

わずかに見える鼻の頭や耳まで真っ赤になってしまっていて、今にも泣き出しそうだ。

顔を上げられず、小さく固まってしまった肩が震えている。

もはや面接どこではない空気感だ。

さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。
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  • 内田紗衣 9 Months+
    Quote 2Floor
    みんな同じようなリクルートスーツを着て、心にも思っていない美辞麗句を並べるのを見て、合同説明会で気分悪くなって、そのまま就活からフェードアウトして大学卒業した経験がある自分としてはわかり味が深い。
  • 山口009 9 Months+
    Quote 3Floor
    面接する側に立つと、志望動機の回答は「このような条件で探していて御社はその中の一社です。その条件の理由は〇〇です」という回答が最も納得感ある。論理的に話がつながるなら家が近いからでも通る。
  • 小野七海 9 Months+
    Quote 4Floor
     総合職みたいな曖昧な枠で募集をしている企業だと応募者は業務内容未定で応募する訳だから志望動機が創作になりがちってだけでは?ポジション(職種)募集企業は志望動機が現実的な内容になるから重視すべきかと。 
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